ジャンクゴルフクラブの分解
以前、数十本1000円だか2000円で買ったジャンクゴルフクラブを分解してみました。
グリップ交換の練習になるはずです。
シャフトの交換も自分でやる人もいるようですが、私はシャフト交換までやる気はありませんが、いい機会なので、ヘッドとシャフトも取り外してみたいと思います。
グリップの分解
古いグリップはカッターで切れ目を入れて引き裂けば簡単に外れる、という情報を元にトライしてみましたが、そんなにうまくはいきませんでした。
何十年前のグリップなので、ゴムというより、プラスチックに近いのかもしれません。硬化してしまっていますので、ちょっと力を入れると、パリパリとすぐに割れてしまいます。まるで、剥けにくいゆでたまごの殻を無理やり剥いている感じで、非常にイライラしました。10本くらい外す予定でしたが、1本あたり15分くらいかかり、結局手が痛くなり、2本外したところでギブアップです。
2本目のグリップは1本目よりは短時間で外れました。ドライヤーで暖めたせいか、それとももともとゴムがそれほど劣化してなかったのかは判然としません。1本目もドライヤーで暖めたはずだったのですが。
ヘッドのシャフトの切り離し
こちらもネットでちょっとしらべたところ、ネックを暖めて接着剤を熱で溶かしてやれば外れるという情報だったのですが、全然外れませんでした。
クラブが古すぎるのか、やり方が悪いのか不明です。
まず、カーボンシャフトのドライバーです。
万力で固定してバーナーで暖めてたところ、シャフトが炭になってしまいました。繊維状になってグニャグニャと曲がるだけで、ヘッドとシャフトを引き離すことはできませんでした。しかたがないので、のこぎりで切断しました。
もう少し、ヘッド側を熱するべきだったんでしょうか?
それともガスバーナーでは温度が高すぎるんでしょうか?
次に、金属シャフトのアイアンにトライ。
結構な時間、熱してみたのですが、こちらも外れませんでした。
相当古いアイアンなので、接合の仕方が今時のクラブとは違うのか、それとも私のやり方が悪いのかは不明です。
とりあえず今回はこんなところで、半日経ったので時間切れです。まだ20本くらいジャンククラブがあるので、今回の失敗を踏まえて、もしかしたらもう一度挑戦するかもしれません。
出来上がったもの
ヘッドの切断されたドライバー2本、グリップの外れたアイアン2本。
カーボンシャフトの軽さに驚きました。
それから、木製ヘッドのドライバーのほうは、熱しても綺麗に外れるとはとても見えませんでしたので、あっさり切断しました。
アイアンのシャフトを短く切断して、練習用の短尺アイアンを作れるかもしれません。
今回使った工具
道具ですが、普通のカッターナイフ、のこぎり2種類、万力、トーチバーナー、です。
のこぎりは、100円ショップで買ったものと、雑貨屋で買った980円のUltraSawとかいう鋸です。どちらも金属切断OKと書いてありました。が、100円ショップの鋸では金属シャフトは切断できませんでした。UltraSawのほうは、見かけはとても金属が切断できそうに見えなかったのですが、なんとか切断できました。タングステンカーバイトでエッジ加工をしているとかが有効なんでしょうか。
ガスバーナーは通販で2000円くらい、イワタニの家庭用のカセットボンベがそのまま使える「岩谷 カセットガストーチバーナー CBTCBX 」というやつです。
万力はこれも通販で2000円くらいの卓上万力です。ネジで机に固定して使う万力です。ただし、うちの一番大きな机は厚さが5cmくらいあり、挟むことが出来ませんでしたのでキッチン周りの台に固定しました。この万力は厚さ3cmくらいまでの机用のようです。
「エンジニア アンヴィルバイスTV-12
」
それから、グリップテープのネバネバ除去用に、殺虫剤を300円ほどで買ってあります。